FSC®認証の基本と
CoC認証実務
本日のセミナーについてサステナビリティ認証 セミナーのご案内 | GOTS 7.0→8.0 移行対応/MMS への切り替え/FSC 新規取得
| 日時 | 2026年8月7日(金)9:30 受付開始/10:00 開始・16:40 終了 |
|---|---|
| 会場 | 御堂会館 3階 Bホール 大阪府大阪市中央区久太郎町 4-1-15 南御堂ビルディング 北側 |
| アクセス | 御堂筋線・中央線・四つ橋線「本町駅」より徒歩 約2分 |
| 定員 | 事前申込制/各セッション 先着 50名 まで |
| 参加費 | 無料 |
| 対象 | GOTS・MMS・FSC認証の取得・移行・更新を検討している繊維・素材・アパレル企業の実務担当者様 |
| 主催 | IDFL JAPAN |
| 受付状況 | 受付終了(本セミナーの受付は終了しました) |
| 時間 | セッション | 登壇 |
|---|---|---|
| 09:30 – 10:00 | 受付 | — |
| 10:00 – 12:00 | GOTS 7.0 → 8.0 移行 解説+質疑応答 | 松本 フィオナ 様(GOTSにおける日本代表) 廣島 様(京セラドキュメントソリューションズ株式会社) |
| 12:00 – 13:00 | 昼休憩 | — |
| 13:00 – 15:30 (並行セッション) | A MMS 移行対応 システム移行・サプライヤー登録の実務/グループディスカッション | — |
| B ダウン・フェザー認証 | 稲垣 様(信州大学 特任教授) 黒栁 様(UMOUサイエンスラボ) 水田 様(QTEC ダウン羽毛監査員) | |
| 15:30 – 15:45 | 休憩 | — |
| 15:45 – 16:40 | SDGs達成に向けた FSC®認証の活用事例 初回取得者向け 詳細解説 本資料が対象とするセッション |
笹本 様(FSCジャパン) |
本資料の位置づけHow to use this material
FSCセッションは 55分 です。本資料はその説明用に加え、セミナー後の社内共有・復習用としてもご利用いただけるよう、実務の詳細まで収録しています。
お問い合わせContact — IDFL JAPAN
電話:+81 06 6484 5656(平日 9:00〜18:00)
所在地:〒541-0056 大阪市中央区久太郎町1丁目6番地21 シャンクレール本町 2階
セミナー案内ページを開く
本日のゴールWhat you will understand by the end of this seminar
FSCを「難しい規格」ではなく「社内で運用できる仕組み」として理解していただくことがゴールです。
1FSC認証制度の全体像The FSC certification system as a whole
FSCが何を保証する仕組みなのか、誰が誰を認証するのか、自社がどこに位置するのかを理解します。
2FM・CoC・Controlled Woodの違いFM vs CoC vs Controlled Wood
森林レベルの認証と、企業レベルの認証、そして非認証原料のリスク管理を明確に区別します。
3FSCラベルと商標申請の基本Labels, trademarks and the TLA
ラベルとロゴの違い、商標使用の承認手順、TLA(商標使用許諾契約)の位置付けを押さえます。
4IDFLにおけるCoC認証取得フローThe IDFL CoC certification process
問い合わせから認証書発行・維持まで、お客様が何を準備し、IDFLが何を行うのかを把握します。
FSCとはForest Stewardship Council®(森林管理協議会)
責任ある森林管理を世界に広めることを目的に設立された、独立・非営利の国際非政府組織(NGO)です。
環境的に適切Environmentally appropriate
森林の生物多様性・生産力・生態系の機能を維持しながら木材を収穫すること。
社会的に有益Socially beneficial
地域社会・先住民族・労働者の権利を尊重し、森林から長期的な便益が得られること。
経済的に存続可能Economically viable
環境や社会を犠牲にせず、事業として成り立つ形で運営されること。
FSCが保証しているものWhat the FSC claim actually guarantees
「その製品に使われている木材・紙が、責任ある管理をされた森林(または管理された回収原料・リスク管理された原料)に由来し、その流れがサプライチェーン全体で途切れずに記録されている」ということです。
よくある誤解Common misunderstandings
- × FSC認証=単に再生紙を使っているという意味
○ 再生紙は FSC Recycled という一区分にすぎません。バージン材でもFSC認証は成立します。 - × 認証を取れば自動的にFSCロゴを使える
○ 商標使用には別途 TLA の締結と、使用ごとの承認手続が必要です。
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FSC認証制度の全体地図Forest → Material → Processing → Brand → Retail
森林レベルの認証Forest level
FMForest Management:森林の管理そのものを認証。
CFMControlled Forest Management:FM認証ではないが、FSCの「管理された木材」の要求を満たすことを森林側で検証。
サプライチェーン企業の認証Company level
CoCChain of Custody:所有権が移動する各段階の企業が、FSC原料を識別・分離・記録できる管理システムを持つことを認証。
CWControlled Wood Sourcing:CoC企業が非認証原料のリスクを管理する仕組み(DDS)。
商標だけを使う制度Promotional Licence
製品の所有権を持たない広告代理店・小売の宣伝など、製品にラベルを貼らずFSCを紹介する目的で商標を使う組織向けのライセンス。CoC認証とは別枠です。詳細は要確認(FSC-STD-50-002/該当ライセンス条件)
CB — Certification Body(認証機関)審査して認証書を発行する第三者機関
FSCに認定された独立の審査機関。IDFLはこのCBに該当します。
CH — Certificate Holder(認証取得者)認証書を保有する組織
審査に合格し、CoC認証書と FSC Licence Code を保有する企業=お客様です。
各認証・制度の違いFM / CFM / CoC / CW Sourcing / Promotional Licence
| 比較項目 | Forest Management FM|森林管理認証 | Controlled Forest Management CFM|管理された森林経営 | Chain of Custody CoC|加工流通過程 | Controlled Wood Sourcing CW|非認証原料の調達管理 | Promotional Licence 宣伝目的ライセンス |
|---|---|---|---|---|---|
| 対象組織 | 森林所有者・森林経営体 | 森林経営体(FM未取得を含む) | 木材・紙製品を扱う企業 (製材〜小売) | CoC認証を持つ企業 | 製品の所有権を持たない組織・非認証企業 |
| 対象範囲 | 管理する森林(区画) | 供給する木材が「管理された木材」の要求を満たすこと | サイト・製品グループ・工程 | 自社が購入する非認証原料 | 宣伝物・広告表現 |
| 主な目的 | 森林の責任ある管理の証明 | 不適格な供給源(違法伐採等)でないことの検証 | FSC原料の追跡と主張の正確性 | Mix製品に混ぜる非認証原料のリスク低減 | FSCの認知拡大・自社の取組の紹介 |
| 審査対象 | 森林現地・管理計画・社会/環境影響 | 供給源のリスク評価と管理手段 | 記録・数量・書類・現場・面談 | DDS(デューデリジェンス)文書と実施記録 | 使用する表現・デザイン |
| 認証書の有無 | あり(FM または FM/CoC) | あり(CFM 証明) | あり(CoC 認証書) | なし(CoC認証書の範囲に含める) | 認証書ではなくライセンス契約 |
| 製品表示との関係 | 森林由来の原料に FSC 100% 等の主張の根拠を与える | Controlled Wood 主張の根拠。ラベル対象外 | 販売書類上のFSC Claimと製品ラベルを可能にする | Controlled Wood は製品ラベル不可 | on-product ラベル不可。宣伝使用のみ |
| IDFL JAPANの 現在の対応範囲 | 現在は対応外 | 現在は対応外 | 対応中(主力サービス) | CoC認証範囲内で対応 | FSC本部/該当窓口へ |
この1冊で分かることWhat FSC-STD-40-004 covers
PART I 普遍的要求事項(管理システム/調達/取扱い/記録/販売/木材合法性/中核的労働要求事項)・PART II FSC Claimの管理(製品グループ/Transfer・Percentage・Credit)・PART III 補足要求事項(ラベル/外注)・PART IV 単一/マルチサイト/グループの適格性・Annex A〜E(製品グループ例/管理システム適用例/認証すべき部材/労働要求事項の自己評価(規範的)/用語定義)
※ お手元の版はスペイン語版です。解釈は英語正本を優先してください。
誰がCoC認証を必要とするかWho needs Chain of Custody certification?
FSC原料の所有権を取得し、FSC Claim を付けて次の相手に販売する企業は、原則としてCoC認証が必要です。
製材会社Sawmill
パルプ・製紙Pulp & Paper
印刷会社Printer
包装資材Packaging
家具メーカーFurniture
商社Trader
倉庫Warehouse
ブランドBrand owner
小売事業者Retailer
(購入して自社の在庫・帳簿に載るか)
→ 元請CoC認証企業の外注管理の対象(自社認証は必須ではない場合あり)
→ CoC認証は不要(ただし将来のニーズは要確認)
→ 多くの場合CoC認証が必要。要件は取扱形態により異なるため要確認
実務アドバイス最終消費者に販売するだけの小売でも、自社ブランド名でFSCラベル付き製品を作る場合はCoC認証が必要になります。「うちは作っていないから不要」と判断する前にIDFLへご相談ください。
CoCの基本概念Chain of Custody = 途切れない記録の連鎖
回収原料FM・CFM / Reclaimed
入口の管理Inputs
- 認証供給者の確認:search.fsc.org で有効性と製品範囲を確認
- 有効なFSC Claim:供給者の販売書類上に明記されていること
- FSC Certificate Code:供給者の証明書番号(例 XXX-COC-000000)
社内の管理Internal control
- 製品グループ:同じClaimと管理方式で扱う製品の単位
- 物理的分離または管理システム(Transfer/Percentage/Credit)
- 換算係数と歩留まりの記録
出口の管理Outputs
- インボイス・納品書にFSC Claimと自社の Certificate Code を明記
- FSC Licence Code(FSC-C000000)はラベル・宣伝物に使用
- ラベルは販売書類のClaimと一致させる
絶対原則The golden rule
入ってきた認証数量を超えて、FSC製品を販売しない。
FSC審査の核心は、購入量・生産量・販売量・在庫が数量的に整合しているかの検証です。
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CoC管理システムFSC-STD-40-004 V3-1 PART II(第9〜11章)
製品グループごとに、3つのうちどれか1つを選んで運用します。
第9章Transfer System移転システム
入力原料のFSC Claimを、そのまま出力製品に引き継ぐ方式。同じ請求期間内に複数のClaimの原料を使った場合は、最も低いClaimが製品のClaimになります。
入力:FSC Mix 70% の紙 1,000 kg のみ
→ 出力:印刷物 1,000 kg 相当を FSC Mix 70% として販売可
※ 同期間に FSC 100% と FSC Mix 70% を混合 → 出力は FSC Mix 70%
第10章Percentage Systemパーセンテージシステム
請求期間内の投入原料に占めるFSC原料の割合を計算し、その期間のすべての出力製品に同じ%のClaimを付ける方式。FSC MixとFSC Recycledの製品グループに適用できます。
投入:FSC認証原料 700 kg + 非認証(Controlled Wood)原料 300 kg = 1,000 kg
→ FSC比率 70%
→ その期間の出力製品 1,000 kg すべてを FSC Mix 70% として販売可
第11章Credit Systemクレジットシステム
FSC原料の投入分を「クレジット口座」に積み立て、その残高の範囲内で製品を 100% FSC Claim(FSC Mix Credit)として販売する方式。残りは非認証として販売します。
投入:FSC認証原料 700 kg → クレジット口座に 700 kg 加算
出力:製品 1,000 kg
→ 700 kg を FSC Mix Credit として販売(口座から 700 kg 減算)
→ 残り 300 kg は FSC主張なしで販売
出力Claimと管理システムの対応(Table C) FSC 100% は Transfer のみ/FSC Mix x%・FSC Recycled x% は Transfer と Percentage/FSC Mix Credit・FSC Recycled Credit は Transfer と Credit。
実務アドバイス初めてCoCを取得される企業の多くは Transfer System から始めます。物理的分離が明確で、審査時の説明も最もシンプルです。クレジットの有効期限など詳細条件は第11章を必ず確認してください。
FSC Claimと材料カテゴリー「材料カテゴリー」「販売書類上のClaim」「製品ラベル」は別物です
① 材料カテゴリーMaterial category(入口)
自社が購入する原料の区分。供給者の販売書類に記載されているものを、そのまま入荷記録に転記します。
② FSC ClaimClaim on sales documents(出口)
自社が販売する製品について、インボイス・納品書に記載する主張。管理システムの計算結果で決まります。
③ 製品ラベルOn-product label
製品そのものに貼る表示。3種類しかありません(FSC 100% / FSC Mix / FSC Recycled)。②のClaimと一致していなければなりません。
| 材料カテゴリー / Claim | 内容 | 対応する製品ラベル | 注意点 |
|---|---|---|---|
| FSC 100% | FSC認証森林由来の材料のみ | FSC 100% | Transfer System でのみ出力可能 |
| FSC Mix x% FSC Mix Credit | FSC認証材料+管理された材料(Controlled Wood/回収材)の組合せ | FSC Mix (%表示は 70%以上 が条件) | 70%未満の Mix x% Claim は販売書類上は成立するがラベル不可 |
| FSC Recycled x% FSC Recycled Credit | 回収原料のみで構成(バージン材を含まない) | FSC Recycled 木材は post-consumer 70%以上/紙は閾値なし | 「再生紙=FSC」ではない。FSC Recycled は回収原料の出所管理が前提 |
| FSC Controlled Wood | FSC認証ではないが、不適格な供給源でないことが検証された材料 | ラベル不可 | Mix製品の「残り部分」に使うための材料。単独でFSCとして宣伝できない |
| Post-consumer reclaimed material | 最終用途で使用された後に回収された材料(古紙・使用済み木製品など) | FSC Recycled の構成要素 | FSC Recycled ラベル(木材)の 70% 判定はこの区分が基準 |
| Pre-consumer reclaimed material | 製造工程から出て、その工程で再利用されずに回収された材料 | FSC Recycled / Mix の構成要素 | 製造工程内でそのまま再投入される端材は回収材に該当しない |
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Controlled WoodFSC-STD-40-005 — 非認証原料のリスクを管理する仕組み
最重要:ここを間違えないでください
× Controlled Wood = FSC認証森林からの原料
○ Controlled Wood = FSC認証ではない原料のうち、「受け入れられない供給源」でないことをリスク評価で確認した原料
なぜ Controlled Wood を使うのかPurpose
FSC認証材料だけで100%を賄えない現実に対応するための仕組みです。FSC Mix 製品の「認証材料以外の部分」に使えるのは、この Controlled Wood(または回収材)だけです。これにより、FSCラベル付き製品に違法伐採材などが混入することを防ぎます。
FSC-STD-40-005 の位置付けWhere it sits
CoC認証(FSC-STD-40-004)の補足規格です。非認証材料を購入して Controlled Wood として扱う場合にのみ、認証範囲に追加されます。V3-1発効 2016-07-01
FSC 中核的労働要求事項FSC-STD-40-004 V3-1 第7章 — CoC審査で必ず確認されます
難しい国際条約の話ではなく、「うちの職場では、これをやっていない/守っている」と証拠で示せるかどうかです。
児童労働の禁止Child labour
働かせてはいけない年齢の人を雇っていないこと。年齢確認の記録(身分証の写し・雇用台帳)が証拠になります。
強制労働の禁止Forced labour
本人の意思に反して働かせていないこと。身分証の預かり、保証金の徴収、退職の妨害がないこと。
差別の禁止Discrimination in employment and occupation
採用・賃金・昇進などで、性別・国籍・宗教などを理由とした不利な扱いをしていないこと。
結社の自由と
団体交渉権Freedom of association & collective bargaining
労働者が集まって話し合い、会社と交渉する権利を妨げていないこと。
① 方針Policy
上記4項目について、会社としての方針文書を作成し、労働者に周知すること。掲示・朝礼・教育記録が証拠になります。
② 自己評価Self-assessment
FSCが定める自己評価票に回答します。FSC-STD-40-004 V3-1 Annex D は規範的(normative)=必須です。
③ 証拠記録Objective evidence
雇用契約書、賃金台帳、労働時間記録、年齢確認書類、苦情処理記録、労使協議の記録など。
④ 審査時の確認方法How auditors verify
方針の掲示状況の確認、記録のサンプリング、そして従業員インタビュー。文書と実態の一致を見ます。
IDFL実務IDFLでは審査前に IDFLAS-FF-FSC-4603 Core Labour Requirements Self-Assessment (v1.0) をお客様へ送付しています。審査当日ではなく事前にご記入いただくことで、当日の確認がスムーズになります。
誰が認証するのかFSC International は、企業を直接審査・認証しません
= IDFL申請受付・審査・不適合の確認・認証判定・認証書の発行
IDFL JAPAN の役割Your local window to the Certification Body
IDFL JAPAN は、認証機関(Certification Body)の日本窓口として、日本語での申請受付から認証維持までを一貫して支援します。
申請Application
認証範囲・サイト・製品グループの整理、必要書類のご案内。
審査Audit
審査計画の作成、現地/リモート審査の実施、記録と現場の照合。
是正確認Corrective action verification
不適合報告書の発行、是正処置の妥当性と証拠の確認。
認証維持Certificate maintenance
年次サーベイランス、範囲変更、再認証のご案内。
現在の日本国内サービス範囲Current scope of service in Japan
現在、IDFL JAPAN が日本国内で提供しているFSC認証サービスは、主に Chain of Custody(CoC)認証です。
Forest Management、Controlled Forest Management など、その他の認証分野については、今後サービス範囲を拡大し、より多くのお客様を支援できる体制を目指しています。
※ 現時点で保有していない認定・サービス分野について、すでに提供可能であるかのようなご案内はいたしません。最新の対応範囲は担当までお問い合わせください。
IDFL FSC認証申請フローお問い合わせから認証維持まで
リモート審査
レビュー
サーベイランス
審査前に準備する資料なぜ必要か、を1行で理解する
実務アドバイス FSCの購入・生産・販売実績がまだ無い場合でも、「ゼロ」で報告する、または模擬(デモ)記録を用意することが求められます。「まだ動いていないので何もありません」は、審査では準備不足と判断されます。
審査でよく確認されるポイント書類があるだけでは足りません。実際の運用と一致していること。
供給者の認証有効性Supplier validity
search.fsc.org で証明書が有効か、そして購入している製品がその証明書の製品範囲に含まれているか。証明書はあるが対象製品が範囲外、という事例は実際にあります。
購入書類のClaimClaim on purchase docs
供給者のインボイス・納品書にFSC Claimと Certificate Code が明記されているか。口頭やカタログ表示では不十分です。
販売書類のClaimClaim on sales docs
自社のインボイスに 5.1 の必須項目(自社情報/顧客/日付/製品名/数量/自社Certificate Code/各品目のFSC Claim)が揃っているか。
Certificate Code と Licence CodeThe two codes
販売書類には Certificate Code(例 XXX-COC-000000)。ラベル・宣伝物には Licence Code(FSC-C000000)。逆に書いている事例が非常に多い項目です。
入出荷数量の整合性Volume reconciliation
購入量 − 在庫 − 歩留まり = 販売可能量。売り過ぎ(over-selling)は重大な指摘につながります。
外注工程Outsourcing
外注契約の有無、外注先での材料識別、数量の受渡し記録、所有権の所在。
倉庫Warehouse
FSC材料と非FSC材料が識別・分離されているか。ラベル・区画・在庫システム上の区分。
製品識別Product identification
現場のパレット・ロット・作業指示書上で、FSC材料がどう識別されているか。
ロゴ承認記録Trademark approval records
使用したラベル・宣伝物ごとに、承認の証拠が残っているか。承認前の使用は不適合です。
教育と責任者Training & responsibility
購買・倉庫・営業の担当者が、自分の役割におけるFSCの要求を説明できるか。
苦情・不適合製品Complaints & non-conforming products
手順があるか、そして実際に発生した際に手順どおり運用された記録があるか。
Core Labour RequirementsCLR
方針の周知状況、自己評価の内容、記録、従業員面談での確認。
「書類があるだけではなく、実際の運用と一致している必要がある」
手順書に「入荷時に証明書を確認する」と書いてあっても、現場担当者がその確認方法を説明できず、確認記録も無ければ、それは不適合です。
審査官がよく使う質問A typical interview question
「お客様からFSCの注文を受けたら、最初に何をしますか?」
良い回答例:①FSC認証供給者を探す →②供給者の証明書の有効性を確認する →③認証製品範囲を確認する →④正しいFSC Claimであることを確認する →⑤正しいClaimでFSC材料を購入する。
IDFL実務この質問は、手順書の暗記ではなく実際の理解を確認するために使われます。
不適合と是正処置「直す」ことと「二度と起こさない」ことは別の作業です
Minor Nonconformity軽度の不適合
一時的・単発的で、管理システム全体の機能を損なわない逸脱。是正期限はFSC-STD-20-001およびIDFL手順で要確認
Major Nonconformity重度の不適合
体系的・長期間継続、または管理システムが機能していない、FSC Claim/ラベルの信頼性に重大な影響を与える逸脱。是正期限は要確認
Objective Evidence客観的証拠
「直しました」という報告ではなく、直したことを第三者が確認できる記録(改訂文書、写真、システム画面、教育記録、修正後の帳票)。
Correction修正(応急処置)
今そこにある問題を取り除くこと。例:誤った書類を再発行する、誤表示品を回収する。
Root Cause根本原因
なぜその問題が起きたのか。「担当者のミス」で止めず、仕組みのどこに穴があったかまで掘り下げます。
Corrective Action是正処置
根本原因を取り除き、再発を防ぐ仕組みの変更。手順・システム・教育・チェック工程の追加。
具体例 1|販売インボイスにFSC Claimがない
| Correction 修正 | 該当するインボイス・納品書を訂正して再発行し、顧客へ通知する。 |
|---|---|
| Root Cause 根本原因 | 基幹システムの請求書テンプレートにFSC Claim欄が無く、営業担当が手入力に頼っていた。出荷前の確認工程も未設定だった。 |
| Corrective Action 是正処置 | ①請求書テンプレートにFSC Claim欄と Certificate Code を組み込み、FSC製品では必須入力とする。②出荷前チェックリストに「Claim記載確認」を追加。③営業部門への教育を実施。 |
| Objective Evidence 客観的証拠 | 訂正後インボイス/改修後のシステム画面キャプチャ/改訂チェックリスト/教育記録(日付・参加者・内容)/改修後に発行した実際の請求書サンプル。 |
具体例 2|FSC原料と非認証原料の識別記録が不十分
| Correction 修正 | 該当ロットを再確認して識別表示を付け直し、混在の可能性がある在庫を隔離する。 |
|---|---|
| Root Cause 根本原因 | CoC手順書に入荷時の識別方法(表示物・記録様式)が具体的に定められておらず、倉庫担当者ごとに運用が異なっていた。 |
| Corrective Action 是正処置 | ①手順書に識別ルール(FSC材料は緑ラベル+ロット番号+Claim記載)を明記。②在庫システムにFSC区分フィールドを追加。③月次棚卸時に識別状態を確認する工程を追加。④倉庫全員へ教育。 |
| Objective Evidence 客観的証拠 | 改訂版手順書(版数・改訂日入り)/識別後の現場写真/在庫システム画面/月次棚卸記録/教育記録。 |
FSCラベルの違い原料の考え方・見られる製品・誤解しやすい点
FSC®ロゴを挿入
www.fsc.org
FSC® C000000
FSC 100%
原料の考え方:FSC認証森林由来の材料のみ。
よく見る製品:単一原産の木材製品、無垢材家具、一部の紙。
消費者に伝えること:すべての木質原料がFSC認証林由来。
誤解しやすい点:「製品の100%が木」ではありません。金具や接着剤など非木質部分は対象外です。
FSC®ロゴを挿入
www.fsc.org
FSC® C000000
FSC Mix
原料の考え方:FSC認証材料+管理された材料(Controlled Wood・回収材)の組合せ。
よく見る製品:紙、印刷物、パッケージ、合板。
消費者に伝えること:認証材料と、リスク管理された材料の混合。
誤解しやすい点:「半分だけFSC」ではありません。ラベルを貼るには 70%以上 または Credit の条件を満たす必要があります。
FSC®ロゴを挿入
www.fsc.org
FSC® C000000
FSC Recycled
原料の考え方:回収原料のみ(バージン材を含まない)。
よく見る製品:再生紙、板紙、ティッシュ、一部のボード類。
消費者に伝えること:回収された材料から作られ、その出所が管理されている。
誤解しやすい点:「再生紙ならFSC Recycled」ではありません。回収材の区分と出所の記録が必要です。
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ラベルと商標の使い分け「ロゴ」と「製品ラベル」は同じではありません
On-product Label(製品ラベル)製品そのものに貼る表示
必須構成要素(FSC-STD-50-001 V3-0 3.1):①FSCロゴ ②fsc.org のウェブサイト表示 ③ラベル種別(100% / MIX / RECYCLED) ④製品タイプ ⑤FSC Licence Code。
Full Label とは、これらの要素が揃った完全なラベルデザインを指します。
Promotional Use(宣伝使用)製品以外でFSCに言及する
ウェブサイト、会社案内、展示会パネルなど。Promotional Panel には FSCロゴ・Licence Code・プロモーション文(Promotional Statement)が必要です(5.2)。パネル外で単独のFSC商標を使う場合も、Licence Code とプロモーション文を宣伝物ごとに最低1回表示します(5.4)。
FSC Logo と FSC Label の違い
FSC Logo=チェックマークと木のシンボル(+FSC®の文字)という商標そのもの。
FSC Label=そのロゴを含み、ラベル種別・製品タイプ・Licence Code などが揃った製品表示の完成形。
ロゴだけを製品に貼っても、それはFSCラベルにはなりません。
Forests For All Forever marks
FSC-STD-50-001 V3-0(2026年7月1日発効)で廃止されました。移行期間中は旧版 V2-1 に基づく使用が認められますが、新規デザインでの採用は避け、最新版の要求に沿って更新してください。
V3-0 のその他の主な変更:FSC QRラベルの新設、他制度との併記制限の緩和(条件付き)、デザイン自由度の拡大。
FSC商標の申請方法FSC-STD-50-001 V3-0(2026年7月1日発効)
との照合Self-check
へ申請Submit to CB
印刷・公開Publish
商品への表示On-product use
製品・パッケージへのラベル貼付。販売書類のFSC Claimと種別が一致していることが前提です。
ウェブサイト・会社案内での宣伝使用Promotional use
Promotional Panel、またはLicence Code+プロモーション文の併記が必要です。SNSには一定の例外規定があります(6.4)。
FSC認証取得企業であることの宣伝Certified status
「当社はFSC CoC認証を取得しています」という表現も商標使用の対象です。使用可能な表現は FSC-STD-50-001a のプロモーション文に従います。
Licence Code の表示Mandatory element
製品または宣伝物ごとに最低1回、FSCから発行された Licence Code(FSC-C000000)を表示します(1.4)。Certificate Code を代わりに使うことはできません。
承認前に印刷・公開してはいけない理由Why pre-approval matters
誤ったラベルが市場に出ると、消費者への誤認表示となり、FSC制度全体の信頼を損ないます。印刷後・掲載後の修正は回収コストが発生します。承認前使用は不適合として扱われます。
商標使用承認記録の保存Records
承認申請したデザイン、承認された版、承認日、承認者。Annex 1 では記録の保存期間を最低5年と定めています。
承認ルートは2つありますTwo approval routes(1.7 / 1.8)
A. 認証機関(CB)への都度申請(既定)
使用予定のすべてのFSC商標の用途を、使用前に認証機関へ提出して承認を得ます。
B. 承認された商標使用管理システム(いわゆる Self-approval)
自社内で承認できる仕組みを構築し、その仕組み自体を認証機関に承認してもらう方式です。自動的に適用されるものではありません。
Self-approval が適用される条件(Annex 1 第3項)
- 全体責任を持つ管理責任者の任命
- 商標管理に関する文書化された手順の実施
- 責任を持つ担当者の明確化
- 手順に関する教育の実施
- 社内承認者となるTrademark Controller の指名
- Trademark Controller が FSC Academy のオンライン商標研修を修了していること
- 記録を最低5年間保管すること
なお、旧「FSC Trademark Portal」「Marketing Toolkit」は2026年3月20日に廃止され、FSC Brand Hub に統合されています。
TLAとはTrademark Licence Agreement(商標使用許諾契約)
TLAは、FSC International とお客様(Certificate Holder)の間で直接結ばれる契約です。認証機関との契約とは別物です。
FSC商標を使用する権利Right to use the marks
FSCロゴ・ラベル・「FSC」の名称は登録商標です。TLAを結ぶことで、規格に従った使用が許諾されます。
FSCとCHの法的関係Legal relationship
認証は認証機関が行いますが、商標の使用許諾はFSC本体との契約です。ここが分かれている点が重要です。
認証情報・商標使用の管理Administration
Licence Code の発行、FSCデータベースへの登録、年次管理費(AAF)の枠組みが紐付きます。
不正なFSC Claimの防止Preventing false claims
契約違反時にFSCが商標使用を差し止められる法的根拠になります。制度の信頼性を守る仕組みです。
| 比較項目 | FSC Certificate Code(認証コード) | FSC Licence Code(ライセンスコード) |
|---|---|---|
| 形式 | XXX-COC-000000 (XXX=認証機関の略号。FM/COC の場合は XXX-FM/COC-000000) | FSC-C000000 (プロジェクト認証は FSC-P000000) |
| 発行者 | 認証機関(Certification Body) | FSC International |
| 発行の根拠 | 審査に合格したこと | TLAに署名したこと |
| 意味するもの | 「この組織はCoC認証を受けている」 | 「この組織はFSC商標を使用する許諾を得ている」 |
| 主な使用場所 | インボイス・納品書などの販売書類(FSC-STD-40-004 V3-1 5.1 f) | 製品ラベル・宣伝物(FSC-STD-50-001 V3-0 1.4) |
| 公開検索 | search.fsc.org で検索・状態確認が可能 | 認証情報と併せて確認 |
| よくある誤り | ラベルに Certificate Code を印刷してしまう/インボイスに Licence Code だけを書いて Certificate Code を落とす — どちらも審査で指摘されます。 | |
IDFL実務審査時にTLAが未締結・未署名の場合、通常 Major Nonconformity として扱われます。有効なTLAとは、お客様の署名とFSCの署名の両方が入った状態のものです。
e-TLAの申請・署名フロー ①招待 → FSC Connect 有効化 → FSC Check(画像をクリックで拡大)
メール/書類のやり取りのため
操作画面はありません
e-TLAの申請・署名フロー ②Certification Portal → Sign your TLA → 言語選択(画像をクリックで拡大)
e-TLAの申請・署名フロー ③法人情報の確認 → 署名者の指定 → 電子署名 → CBへ返送(画像をクリックで拡大)
メール/書類のやり取りのため
操作画面はありません
掲載している操作画面は、会社名・個人名・メールアドレス・Licence Code・VAT番号・署名など顧客を特定しうる情報をすべてぼかし処理し、ブラウザのタブ・タスクバー等は切り取っています。
よく使用するFSC公式ウェブサイトブックマーク推奨。すべてクリックできます。
FSC Document Centre規格本文のマスターソース
用途:規格本文/手順書(PRO)/Advice Notes/Interpretations/ガイダンス/改訂履歴
検索例:FSC-STD-40-004FSC-STD-40-005FSC-STD-50-001Chain of CustodyTrademark
いつ使うか:規格の最新版・発効日を確認したいとき connect.fsc.org/document-centreFSC Certificate SearchFSC® Search
用途:供給者の認証状態確認/Certificate Code の確認/認証範囲の確認/製品グループの確認/有効・一時停止・終了の状態確認
FSC Brand Hub商標・ブランド素材の公式窓口
用途:FSC商標素材(Trademark Designs)/Trademark Design Generator/プロモーション素材(Assets・Campaigns)/ブランド関連ガイダンス(Guidelines)
※ 旧「FSC Trademark Portal」「Marketing Toolkit」は 2026年3月20日に廃止され、Brand Hub に統合されました。
いつ使うか:ラベル・宣伝物のデザインを作るとき brandhub.fsc.orgFSC Connect / Certification Portal認証取得者向けポータル
用途:Certificate Holder用ツール/TLA手続(Sign your TLA・My License)/認証関連情報/アカウント管理
いつ使うか:TLA署名時、Licence Code や契約書を確認したいとき connect.fsc.org/tla/homeFSC Japan(FSCジャパン)日本森林管理協議会
用途:日本語資料・規準文書の参考訳/日本国内向け案内/国内ニュース/セミナーおよび問い合わせ情報/FSC認証木材マーケットハブ
※ 日本語版は参考訳です。要求事項の解釈は英語の正本が優先されます。
いつ使うか:社内説明用に日本語資料が必要なとき jp.fsc.orgFSC Chain of Custody(概要ページ)制度の入口
用途:CoC認証の全体像、対象者、制度の考え方。社内説明の導入資料として有用です。
いつ使うか:経営層・他部門にFSCを説明するとき fsc.org/en/chain-of-custody使用した画像の出典と使用条件Image credits — どのスライドの、どの画像が、どこから来たか
| ID | 画像 | 掲載スライド | 出典 | クレジット | 使用条件・処理 |
|---|---|---|---|---|---|
| A. 本資料に埋め込んだ画像(オフラインでも表示されます) | |||||
| PROD-01 | 製品例(家具・紙管・ノート) | Slide 3 | 01092021_FSC-STD-40-004_V3-1_ES_FINAL (1).pdf 表紙 | © FSC International | FSC公式規格文書の掲載写真。社外配布時は引用範囲をご確認ください。 |
| PROD-04 | 木製ベンチ/家具 | Slide 6 | FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | © FSC International | 同上 |
| PROD-05 | 木質フローリング・建材 | Slide 6 | FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | © FSC International | 同上 |
| PROD-02 | 竹・NTFP製品 | Slide 9 | FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | © FSC International | 同上 |
| PROD-06 | 実物のFSC 100%下げ札 | Slide 17 | FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | © FSC International | 写真中の証明書番号はぼかし処理済み |
| PROD-03 | 製品に付いたFSCタグ | Slide 17 | FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | © FSC International | FSC商標を含む写真。デザイン素材としての流用は不可。 |
| COVER-01 | FSC-STD-40-004 V3-1 表紙 | Slide 5 | 同規格 PDF 1ページ目 | © FSC International | 規格の同定を目的とした引用。 |
| COVER-03 | FSC-STD-40-004a V2-1 表紙 | Slide 9 | 同規格 PDF 1ページ目 | © FSC International | 同上 |
| COVER-02 | FSC TLA 操作指南 表紙 | Slide 21 | FSC_TLA_Guide_Traditional_Chinese (1).pdf | IDFL 内部資料 | 社内教育用。社外公開前に原文書の権利関係をご確認ください。 |
| TLA-S01〜40 (14点を採用) | e-TLA 操作画面 14点 | Slide 21・22・23 | TLA Guide_V1.1 IDFL 1 (1).pdf(p.2〜19) | IDFL 内部資料 /FSC ポータル画面 | 会社名・個人名・メール・Licence Code・VAT番号・署名を全てぼかし処理。ブラウザのタブ・タスクバーは切除。社外配布前に必ず目視で再確認してください。 |
| B. FSC公式サイトから読み込む画像(本資料には埋め込まず、オンライン時のみ表示) | |||||
| WEB-01 | CoC snowy logs hero | Slide 3 | fsc.org/en/chain-of-custody | © FSC Latvia / Aidas Pivoriūnas | FSC公式サイト上の画像を直接参照しています。本ファイルには複製していません。撮影者クレジットが付くため、印刷物やダウンロード資料への転載は別途許諾が必要です。オフライン時は代替テキストが表示されます。 |
| WEB-02 | 加工・製造工程の写真 | Slide 7 | fsc.org/en/chain-of-custody | © FSC Germany / Stefan Lechner | |
| WEB-03 | 丸太の集積(原料) | Slide 7 | fsc.org/en/chain-of-custody | © FSC Lithuania / Aidas Pivoriūnas | |
| WEB-04 | 製材品の積み重ね | Slide 9 | fsc.org/en/chain-of-custody | © FSC / Arturo Escobar | |
| WEB-08 | 飲料用紙パック | Slide 17 | fsc.org/en/label | © FSC / Elopak | |
| WEB-09 | 紙製品・文具 | Slide 17 | fsc.org/en/label | © FSC 公式サイト | |
| WEB-05 WEB-06 WEB-07 | FSC 100% / Mix / Recycled 公式ラベル図 | Slide 17 | fsc.org/en/label | © FSC 登録商標 | FSCの登録商標です。本資料では参照表示のみ。実際に使用するラベルは FSC Brand Hub の Trademark Design Generator で生成し、認証機関(CB)の承認を得てから使用してください。 |
素材ライブラリのファイルAsset library(FSCフォルダ内)
asset_manifest.csv(全68件の素材ID・出典・ページ番号・推奨スライド)/index_gallery.html/official_web_asset_gallery.html
要確認index_gallery.html が参照するローカル画像フォルダ(A_TLA_full_pages/・B_TLA_screen_crops/・C_product_examples/・D_document_covers/)は現在フォルダ内に見当たりません。本資料の画像は元のPDFから直接再抽出したものです。
略語マッチングゲームAbbreviation matching — ドラッグ、またはタップで選択
PC:略語をドラッグして意味の上にドロップ/スマートフォン:略語をタップ → 意味をタップ。間違えた場合は答えを表示せず、何度でも再挑戦できます。
FSC用語マスター!
監査準備の第一歩は完了です。
ケーススタディあなたが担当者なら、どう判断しますか?
1インボイスにFSC Claimがない
FSC認証を持つ会社から紙を購入しました。しかし届いたインボイスには、FSC Claim(FSC Mix 70% など)が記載されていません。供給者に電話で確認したところ「その紙はFSC認証品です」と口頭で回答がありました。
Q. この原料をFSC認証原料として使用できますか?
考え方
FSCには繊維系規格のような Transaction Certificate がありません。トレーサビリティは供給者の販売書類そのもので示されます。インボイス/納品書にFSC Claimと供給者の Certificate Code が明記されていない材料は、FSC材料として入荷計上できません。口頭確認・カタログ表示・供給者の証明書コピーだけでは代替できません。
確認すべき証拠
① 供給者に訂正インボイス(またはクレジットノート+再発行)を依頼し、FSC Claim と Certificate Code を明記してもらう
② search.fsc.org で供給者の証明書が有効か、その紙の製品カテゴリーが認証範囲に含まれるかを確認し、確認記録(日付・スクリーンショット)を残す
③ 訂正書類の入手までは、当該ロットを非FSC材料として識別・分離して保管する
④ すでにFSCとして販売していた場合は、不適合製品の手順を発動し、顧客への通知と認証機関への報告を検討する
関連規格:FSC-STD-40-004 V3-1 第2章(材料の調達)・第4章(記録)・5.1(販売書類の必須記載事項)
2承認前にロゴ入りカタログを公開
営業担当者が、新製品カタログにFSCロゴを入れ、承認を受ける前に自社ウェブサイトへPDFを掲載しました。デザインはFSCの公式サイトから見つけた画像を使い、Licence Code は入れていません。
Q. どこに問題がありますか?
① 承認前の使用:FSC-STD-50-001 V3-0 1.7 により、組織は「承認された商標使用管理システム」を持つか、使用前にすべての用途を認証機関へ提出して承認を得なければなりません。承認前の公開はこの要求への不適合です。
② Licence Code の欠落:1.4 により、Licence Code は製品または宣伝物ごとに最低1回表示が必要です。宣伝使用では Promotional Panel、またはパネル外使用時の Licence Code +プロモーション文(5.2/5.4)が要求されます。
③ 素材の入手元:ロゴは Web上の画像ではなく、FSC Brand Hub の公式素材(Trademark Design Generator など)から取得する必要があります。
確認すべき証拠
・当該カタログの承認申請記録があるか(無ければ不適合)
・過去に公開した宣伝物すべての承認記録(Annex 1 では最低5年保管)
・商標使用に関する社内手順書と、営業部門への教育記録
是正の方向性:Correction=該当PDFを即時取り下げる。Corrective Action=公開前承認をワークフローに組み込む(例:Web公開申請書にFSC承認欄を追加)、営業・広報への教育、承認記録の保管ルール化。
関連規格:FSC-STD-50-001 V3-0 1.4/1.7/1.8/5.2/5.4/Annex 1
3外注先の契約・管理記録がない
FSC製品の一部工程(表面加工)を近隣の協力工場へ委託しています。長年の取引なので発注書のみでやり取りしており、FSCに関する取り決めを書いた契約書や、外注先での管理記録はありません。
Q. 審査前に何を確認すべきですか?
FSC-STD-40-004 V3-1 第13章により、認証範囲内の活動(購入・加工・保管・ラベル貼付・請求)を外注する場合、外注先がCoC認証の有無にかかわらず、元請である自社が管理責任を負い、外注契約を結ぶ必要があります。外注の取り決めは認証機関によるリスク分析と、現地審査でのサンプリングの対象になります。
確認すべき証拠
① 外注契約書:FSC要求事項の遵守、材料の識別・分離、認証機関の立入り受入れ、記録の保管などを明記
② 外注先リストと、委託している工程・製品グループの対応表
③ 材料の受渡し記録:出した数量と戻ってきた数量、歩留まりの記録(数量整合の検証対象)
④ 外注先での識別・分離の状況(現地確認、写真、作業指示書)
⑤ 所有権:外注加工中も材料の所有権が自社に残っていること
⑥ 外注先の監視記録(訪問記録・是正依頼の履歴)
⑦ 外注先を追加・変更した際の認証機関への通知の要否
審査前アクション:契約書の締結が間に合わない場合でも、少なくとも「FSC要求事項に関する覚書」と受渡し数量記録を整備し、審査時に状況を正直に説明してください。
関連規格:FSC-STD-40-004 V3-1 第13章(外注)・第4章(記録)
理解度チェック四択・正誤・ケース判断のミックス
FSC認証を、難しい規格から
実行できる仕組みへFrom standards to a system your team can actually run
IDFL JAPAN は、FSC CoC認証の取得と認証維持を支援します。
初回相談Initial consultation
取引先からの要求内容を伺い、CoC認証が必要かどうかを一緒に整理します。
認証範囲の確認Scope definition
サイト・製品グループ・管理システム・外注の有無から、最適な認証範囲を設計します。
審査準備Audit preparation
資料リストとCore Labour自己評価票を事前送付し、準備状況を確認します。
現地審査On-site / remote audit
記録・現場・面談を通じて、運用と文書の一致を確認します。
是正対応Corrective action
指摘内容と根本原因の考え方をご説明し、実行可能な是正をご支援します。
認証維持Maintenance
年次サーベイランス、範囲変更、再認証まで継続的にサポートします。
現在の日本国内サービス範囲
現在、IDFL JAPAN が日本国内で提供しているFSC認証サービスは、主に Chain of Custody(CoC)認証です。
Forest Management、Controlled Forest Management など、その他の認証分野については、今後サービス範囲を拡大し、より多くのお客様を支援できる体制を目指しています。
参考資料・出典一覧情報確認日:2026年8月4日
| 規格番号 | 文書名 | 版 | 承認/発行日 | 発効日 | URL・備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| FSC-STD-40-004 | Chain of Custody Certification | V3-1 | 2021-01-14 承認 2021-02-02 発行 | 2021-09-01 | Document Centre ※ V4-0 が改訂中。Draft 2-0 の意見公募は 2026年5〜6月に実施、プロセス完了目標 2027-01-01。発効日・移行期間は未公表(要確認) |
| FSC-STD-40-004a | FSC Product Classification | V2-1 | 2013-12-16 | 2014-01-01 | Document Centre |
| FSC-STD-40-003 | Chain of Custody Certification of Multiple Sites | V2-1 | 2014-07-03 | 2015-01-01 | Document Centre |
| FSC-STD-40-005 | Requirements for Sourcing FSC Controlled Wood | V3-1 | 2015-11-11 | 2016-07-01 | Document Centre |
| FSC-STD-40-007 | Sourcing Reclaimed Material for Use in FSC Product Groups | V2-0 | 2007-11-09 | 2011-04-01日付に文献間の差異あり・要確認 | Document Centre |
| FSC-STD-30-010 | FSC Controlled Wood Standard for Forest Management Enterprises(Controlled Forest Management) | V3-0 | 2023-11-22 承認 2024-01-01 発行 | 2024-07-01 移行終了 2025-12-31 | Document Centre |
| FSC-STD-50-001 | Requirements for Use of the FSC Trademarks by Certificate Holders | V3-0 | 2025-10-22 承認 2026-01-01 発行 | 2026-07-01 移行期間 2029年初まで | Document Centre ※ V2-1 からの主な変更:Forests For All Forever マークの廃止、FSC QRラベルの新設、併記制限の緩和。FSC商標の執行は 2026年9月 に再開予定 |
| FSC-STD-50-001a | Promotional Statements for Certificate Holders | V1-0 | — | 2026-07-01 | Document Centre |
| FSC-GUI-50-001 | Guidance for V3-0 Use of the FSC Trademarks by Certificate Holders | V1-0 | — | 2026-07-01 | Document Centre(日本語参考訳あり) |
| FSC-POL-01-004 | Policy for Association of Organizations with FSC | V3-0 | 2022-08-26 | 2023-01-01 | Document Centre |
| FSC-POL-20-005 | Annual Administration Fee(AAF)Policy | V3-6 | 2025-05-27 | 2026-01-01 | Document Centre |
| FSC-DIR-40-004 | FSC Directive on Chain of Custody Certification(Advice Notes を含む) | 版番号なし (随時更新) | 現行ファイル 2026-04-15 版 | Document Centre | |
| FSC Interpretations | Chain of Custody Interpretations | 版番号なし | 現行ファイル 2026-07-13 版 | Document Centre | |
| Core Labour Requirements | FSC core labour requirements: Guidance for organizations and certification bodies (要求事項本体は FSC-STD-40-004 V3-1 第7章・Annex D) | V1-0 | 2021年10月 公表 | FSC CLR Guidance V1-0(PDF) | |
| FSC-STD-20-001 | General Requirements for FSC Accredited Certification Bodies (不適合の区分・是正期限の根拠) | 本資料では版数・内容を未検証(要確認) | Document Centre で確認してください | ||
| FSC-STD-xx-xxxr | FSC Regulatory Module(EUDR対応の追補:FSC-STD-01-004r ほか9文書) | V1-0 | 2025-03-19 承認 2025-04-01 発行 | 2025-07-01 移行終了 2026-12-31 | Document Centre ※ EU域内向け出荷がある場合は要確認 |
| サイト名 | 用途 | URL |
|---|---|---|
| FSC Document Centre | 規格・手順書・Advice Notes・Interpretations・ガイダンス・改訂履歴 | https://connect.fsc.org/document-centre |
| FSC Certificate Search | 供給者の認証状態・Certificate Code・認証範囲・製品グループの確認 | https://search.fsc.org/ |
| FSC Brand Hub | FSC商標素材、Trademark Design Generator、プロモーション素材、ブランドガイダンス | https://brandhub.fsc.org/ |
| FSC Certification Portal(TLA) | Certificate Holder向けツール、TLA手続、アカウント管理 | https://connect.fsc.org/tla/home |
| e-TLA 署名ガイド | TLAの開始・署名手順の公式ユーザーガイド | connect.fsc.org/user-guide-certificate-holders... |
| FSC Check | 新規申請者向けリスク審査(TLA署名前の必須ステップ) | https://connect.fsc.org/actions-and-outcomes/fsc-check |
| FSC Chain of Custody | CoC認証制度の概要ページ | https://fsc.org/en/chain-of-custody |
| FSC Japan(FSCジャパン) | 日本語資料、国内向け案内、ニュース、セミナー・問い合わせ情報 | https://jp.fsc.org/ |
| ファイル名 | 使用したセクション | 使用スライド番号 |
|---|---|---|
| Practical-Experience-from-FSC-Audits.pptx | Slide 3(トレーサビリティ・必要書類項目)/Slide 4(供給者検証)/Slide 5(購買担当インタビュー)/Slide 6(Forest Products Turnover と AAF)/Slide 7(Core Labour Requirements・自己評価票 IDFLAS-FF-FSC-4603)/Slide 8(必読規格リスト)/Slide 9(TLAプロセス・Major NC) | 7, 11, 13, 15, 20 |
| Auditor Experience.docx | 審査実務に関する解説全文(トレーサビリティ、供給者検証、AAF、CLR、TLA) | 7, 11, 13, 15, 20 |
| Checklist FSC for Auditor 1 (1).docx | List of Documents and Records to Provide(全25項目:AVS、CoC手順書、組織図、教育記録、供給者リスト、製品グループ、換算係数、在庫・分離、販売記録、商標使用、苦情、不適合製品、CLR、外注、AAF、TLA、現場確認) | 14 |
| TLA Guide_V1.1 IDFL 1 (1).pdf | FSC Check 質問票(Q1〜Q12)/FSC Connect アカウント有効化手順/Certification Portal からの Start TLA/言語選択・法人形態・VAT入力/署名(2か所)/完成ファイルのIDFLへの返送先 | 13, 21〜23 |
| FSC_TLA_Guide_Traditional_Chinese (1).pdf FSC_TLA_Guide_Traditional_Chinese (2).pdf | TLA手続の画面遷移(繁体字版・上記IDFL版と同一内容の参照用) | 21〜23 |
| License Agreement_Single_V6.13-EN-An Sinh 1.pdf | TLA本文のサンプル(契約条項の構成確認) | 20 |
| index_gallery.html official_web_asset_gallery.html asset_manifest.csv | 素材ID・出典ファイル・ページ番号・推奨スライド・使用上の注意の一覧。FSC公式サイト画像9点のリンクとクレジット。 | 24, 25 |
| 01092021_FSC-STD-40-004_V3-1_ES_FINAL (1).pdf | FSC-STD-40-004 V3-1(スペイン語版):発効日、Table A/B/C/E、第5.1項、第7章、第12章、第13章、Annex D の確認 | 3, 5, 7, 8, 9, 11, 15, 16, 17 |
| FSC-STD-40-004a V2-1 EN FSC Product Classification (1).pdf | FSC製品分類(製品タイプの体系) | 9 |
・「要確認」と表示した項目は、公式文書またはIDFL公式手順書での確認が必要です。推測による補完は行っていません。
・アップロードされた FSC-STD-40-004 はスペイン語版(ES)です。要求事項の解釈は英語の正本を優先してください。
・FSC-STD-50-001 は 2026年7月1日に V3-0 が発効しています。旧V2-1に基づいて作成された社内手順・ラベルデザインは見直しが必要です。
・FSC-STD-40-004 は V4-0 が改訂中です(プロセス完了目標 2027-01-01)。今後の発効日・移行期間の発表にご注意ください。
・FSCの公式ロゴ・商標画像は、使用許可の確認ができないため本資料には埋め込んでいません。すべて「承認済みFSCロゴを挿入」のプレースホルダー、または文字・図形による説明用モックアップです。
・Slide 21〜23 に埋め込んだ操作画面14点は IDFL 内部資料由来です。顧客を特定しうる情報はぼかし処理済みですが、社外配布前に必ず目視で再確認してください。
・FSC公式サイトの写真・ラベル画像は埋め込まずリンクのみとしています(Slide 25 参照)。撮影者クレジットと使用条件は公式ページでご確認ください。
情報確認日:2026年8月4日(FSC公式ウェブサイトにて確認)